2017

  • 生嶌夏希
    • [title]子どもの実生活と結びつけながら展開する小学校外国語活動の実践
    • [abstract]本実践では、外国語活動において実生活と結び付けた題材を用いることで、子どもの「話し たい」という発話の意欲を高めることを目指した3つの実践を報告する。1つ目は、身近な 地域をイメージしながら道を尋ねたり案内したりする日常を想定したコミュニケーション を意識した外国語活動を行い、子どもたちの積極的な活動をみとることができた。2つ目は、 外国語活動ではないが、子どもたちの身の回りに存在するローマ字を題材とした授業を実 践し、子どもたちの自発的な気づきを促すことができた。3つ目は、ARCS モデルを用いた 単元計画をデザインし、単元を通して動機づけを意識した実践をすることができた。3つの 実践を通して、子どもたちの実生活に結び付けた題材は知的好奇心を高めることに有効で あると感じた。今後は、子どもの実態に適した難易度の学習課題を仕組むことで、子どもに 自信や達成感を持たせる実践を目指していきたい。
    • [keyword] ARCSモデル 学習意欲 単元デザイン

  • 山越翔陽
    • [title]子どもの伝えたい気持ちを引き出す小学校外国語活動の実践
    • [abstract]小学校外国語活動において、伝えたい思いを英語で伝えることができないことを解消する授業を目指して、授業実践を行った。実習1では、児童のコミュニケーション活動の様子を観察した。実習2では、コミュニケーションに必然性をもたせることをねらいとして授業実践を行った。実習3では、扱う表現が実際に使われている場面を意識してコミュニケーションの必然性を考えた実践を行った。実習4では、児童のコミュニケーション活動を中心に観察することに加え、児童のコミュニケーション実態を把握するために調査をおこなった。その結果、児童はコミュニケーションに困難が生じた際に日本語に頼ってしまう傾向があるとわかった。実習5では、実態調査を踏まえて、日本語に頼らずに伝えたいことを伝える活動を行った。その結果、子どもたちは、日本語に頼ることなく、伝えたいことを既有知識で伝えることが可能であることに気づくことができた。
    • [keyword] 方略的能力 コミュニケーション方略 授業デザイン

  • 園友里恵
    • [title]反転学習用ビデオ教材の簡易作成を支援するガイドブックの開発と評価
    • [abstract]本研究の目的は,反転学習用のビデオ教材作成の簡易作成を支援するガイドブ ック(以下,ガイドブック)を開発することである.そのための手段として,教員養成課程の大学生 を対象に負担要因の調査(以下,調査1)を行い,その負担要因を軽減するためのガイドブックを 開発した.その後,ガイドブックの評価(以下,調査2)を行った.調査1で,質問紙によるアンケー ト調査を実施した結果,設置方法,声量の調節,明るさなど環境面と教師の言葉かけなどの対応が 負担要因であることが明らかとなった.調査2では,調査1の結果を踏まえ,撮影前の準備段階の 負担を軽減することを目的とした簡易作成を支援するガイドブックを開発し,その後質問紙によ るアンケート調査を実施した.その結果,今回開発したガイドブックは,理解度,自信,簡易性におい て肯定的な結果となったため,簡易作成を支援するガイドブックになったと示唆された.
    • [keyword] 反転学習 動画教材 動画教材作成方法 ガイドブック

  • 高木政也
    • [title]授業づくりを通して食育のイメージ形成をめざすワークショップの実践と評価
    • [abstract]本研究では、教科の中に食育を取り込んだ実践が少ないことや食育に関して教員養成課程の段階で学ぶ機会が少ないことなどの背景により、教員となる大学生を対象に授業づくりを通して教科の中に食育を取り込んだ授業のイメージ形成をめざすワークショップを行った。ワークショップ実践後のアンケートでは事前アンケートと事後アンケートの平均点の差について有意差を得られ、アンケートの記述欄においてイメージを持つことができたなどの回答を得ることができた。そのため、本研究では教科の中に食育を取り込んだ授業のイメージ形成を行うことができた。
    • [keyword] 初等教育 食育 地産地消 イメージ形成 ワークショップ 長崎県

  • 三根拓真
    • [title]初等教育でのプログラミング教育の導入時における言葉の表現に関する検討
    • [abstract]本研究の目的は,初等教育におけるアンプラグドコンピュータサイエンス(以下,CSアンプラグド)を含めたプログラミング教育の段階的学習法を提案することである.そのために,長崎大学教育学部生13名を対象に実践し,アンケート調査を行った.その結果,今回提案した段階的学習法は,CSアンプラグドからプログラミングへ移行する際のつまずきが少ないものであることが示された.しかし,プログラミングそのものを簡単にするものではないことが明らかとなった.
    • [keyword] 初等教育 プログラミング教育 アンプラグドコンピュータサイエンス  CSアンプラグド Scratch 段階的学習法

  • 椋尾宗大郎
    • [title]小学校外国語活動における継続的な遠隔共同学習を行った児童の意識調査
    • [abstract]現代における人口減少の問題により、小規模校・小規模学級の増加が問題視されている。その対策として、ICT活用強いてはテレビ会議システムによる遠隔共同学習が効果的であるとされている。しかし、遠隔共同学習が長期間継続的に教科の中で行われるといった活用についてはあまり明らかにされていなかった。そこで、外国語活動において継続的に遠隔共同学習を行った学校の児童に対しアンケートを行い、授業に対する児童の意識を分析した。肯定的意見として多様な意見に触れ、学びに深まりが出るなどの学びの質の向上が見られた一方、否定的意見では機器のトラブルなど不安要素も見えた。中でもコミュニケーションは両意見で出されており、教科における継続的な遠隔授業が教科目標の達成を果たし、表現力を育む機会になる事を示した。
    • [keyword] 遠隔共同学習 テレビ会議システム 小規模校 外国語活動

  • 山本愛夏
    • [title]小学校外国語活動において目標言語に基づくコミュニケーション能力育成のきっかけとなる教材開発と評価
    • [abstract]本研究の目的は,小学校外国語活動における方略的能略の育成のための一つのきっかけとなる教材開発と,その教材の使用者の意見を分析することである.その手段として, L2based-strategy(第二外国語を使用するコミュニケーション能力)を使ってコミュニケーションを図ることができる,という事が分かることをねらいとした教材を開発した.そして, 9名の長崎大学教育学部生を対象に,実践しアンケート調査を行った.その意見を元に実際の教育現場で使用できるように教材を改良する.アンケートの結果,教材は使いやすいものであり,意図しているねらいも児童に伝わるものだという事が分かった.よって本教材は,小学校外国語活動で使用できる教材であるという事が示唆された.
    • [keyword] 小学校外国語活動 方略的能力 第二外国語 デジタル絵本