2020

山本真太朗

  • [Title] 中学校数学科において学級全体で協力し合うための対話的学びを取り入れた授業実践
  • [Abstract] 本実践研究の目的は、生徒一人ひとりが輝ける中学校数学科の対話的な学びの実現をめざした授業デザインおよび実践の成果を報告することである。授業の中で一人ひとりが活躍することで生徒たちが輝けることは筆者のめざすものであり、願いでもある。そのために、生徒同士がお互いの意見を信頼・尊重しながら生徒一人ひとりが活躍できることをめざした対話的な学びのデザイン・実践と省察を繰り返した。まず1回目の実践1では、生徒2人で1つの成果物を作ることをとおしたペア活動をデザイン・実践し、教師からの一方的な教え込みではない対話的な学びが展開できた。その一方、対話の必然性の設定に課題があった。2回目の実践2では、対話的な学びの前に生徒個人が考えた自分の考えをグループ内で比較する学びをデザイン・実践を行い、対話的な活動の必然性を考慮した学びが展開できた。その一方、生徒間の役割が固定化され、特定の生徒の一方的な教え込みがある課題がみられた。3回目の実践3では、1年前の生徒自身のために作問し、そのためのアイデア・工夫を生徒同士で考える活動をデザイン・実践し、作問する生徒の意見とアイデアを提供する生徒の意見の両方の立場を尊重し合う対話的な学びが展開できた。その一方、対話の中でアイデアや工夫が出ないことで有意義な対話にならなかったケースがみられた。以上の結果として、生徒一人ひとりが輝ける中学校数学科の対話的な学びの実現に向けて前進できた一方、学級全体で取り組む学びや有意義な対話による学びを支援するための教師の役割を考え直すという今後の展望も見つけることができた。
  • [Keywords] 中学校数学科 ペア活動 対話的な学び 作問演習

新納優奈

  • [Title] 教員養成大学のグローバル化をめざしたオンライン国際交流学習のモデルシラバスの開発
  • [Abstract] 本研究の目的は,教員養成大学におけるグローバル化をめざしたオンライン国際交流のモデルシラバスの開発である.長崎大学では現在,ハワイ大学マノア校と長崎大学教育学部の間でCOILを計画中である.しかし実際のモデルシラバスは存在しない.よって,ハワイ大学マノア校と長崎大学教育学部の間でCOILを実現するためにモデルシラバスが必要だと考えた.最初に仮のモデルシラバスを検討し,ハワイ大学の教授とハワイ大学の授業を受講したことのある人物にインタビューを行なった.そしてインタビュー結果をもとにデザインしなおしモデルシラバスの開発を行なった.インタビューから,2つの大学の学生同士がどのように協働して学習を進めていくのかや,授業目的に関する改善点を見つけることができた.
  • [Keywords] オンライン国際交流 COIL モデルシラバス